【SBI Beyond】仮想世界「東京0区」、3Dバーチャルワールドプラットフォーム再検討のお知らせ

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SBI Beyond株式会社では、米国で3次元(3D)の仮想世界の開発、運営を行なっているDoppelganger,Inc.とのライセンス契約の交渉を進めておりましたが、昨今の仮想世界構築における技術革新、セカンドライフに代表される市場動向等の総合的な判断により、このたび同社との契約交渉を打ち切ることに致しました。

なお、SBI Beyondでは引き続き、仮想世界「東京0区」の企画を進めてまいります。ただし、ウェブのトレンド、技術トレンドを見極めながら最も競争力のある技術を選び、最も市場価値のあるプラットフォーム(PC、モバイル等)を慎重に検討する次第であります。

今日のように技術トレンドが目まぐるしいスピードで変化するなか、当社では最先端の技術を追求していくため、当初予定していたサービス開始時期を延期してでも再検討することが当事業を推進する上で最も重要であると判断致しました。

今後も仮想世界の動向を注意深く観察し、素晴らしい仮想世界を開発する為、邁進する所存でございますので何卒宜しくお願い致します。

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■再検討に至る主な理由
・バーチャルワールドそのものの市場トレンドの下落
Second Lifeの世界的な傾向
http://trends.google.com/websites?q=secondlife.com&geo=all&date=all&sort=0
Second Lifeの国内の傾向
http://trends.google.com/websites?q=secondlife.com&geo=JP&date=all&sort=0

世界市場におけるバーチャルワールドのウェブトラフィックは最盛期の30%程度に落ち込み、また国内においては最盛期から10分の1程度まで落ち込みました。最新のデータによると国内のSecond Lifeの利用者は1ヶ月にログインするユーザが2万5000人、1日のユニークユーザ数は2、3000人程度と金融サービスを展開するに十分な市場が築ける状況ではないと判断いたしました。

・その他国内バーチャルワールドの傾向
国内で同様にバーチャルワールドを展開したサービスがありますが、利用者数、トラフィック、市場価値において苦戦しているようです。そのような中において、Beyondではリリース時期を慎重に見極めるよう努めております。

・2007年以降、PCウェブの利用時間数が激減し、携帯電話へのシフトが急速に加速中
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0807/09/news058.html
日本におけるウェブ利用者の利用時間はPCからケータイに急速にシフトしており、Beyondでは仮想世界プラットフォームの携帯電話対応の検討を同時に進めていました。しかしながらBeyondで採用予定だったvSideプラットフォームの携帯電話への移植が技術的に非常に困難であるという技術検証結果となり、プラットフォームの見直しを進めております。

・vSideプラットフォームにおける東京0区の実現性の再検討
http://www.sbigroup.co.jp/news/pr/2008/0327_a.html
プレスリリースにあります通り、3月27日にvSideプラットフォームをベースにした東京0区の開発に関してドッペルベンガー社と基本合意したのですが、その後の技術検証により、Beyond側で考えている仮想世界を構築することが非常に困難であることが判明いたしました。

→バーチャルワールドはアプリケーションモデルからウェブブラウザモデルへ
Second LifeやvSideはバーチャルワールドを利用するためにユーザが専用アプリケーションをダウンロードしインストールしなければなりません。世界のバーチャルワールドの主流はアプリケーションモデルではなく、ウェブブラウザ上での3Dバーチャルワールドへ移行しており、BeyondではvSideのウェブブラウザへの移植を検討しましたが技術的に困難である結果となりました。
先日米国で発表された新しいバーチャルワールドはすべてウェブブラウザをベースにしており、Beyondにおける市場調査と決定の正しさを証明する結果ともなりました。4月の段階でバーチャルワールドのリリースにおいてウェブブラウザ型とアプリケーション型ではその競争力に大きな差が生まれると予測し、vSideの技術検証を行った次第です。

◆Googleのバーチャルワールド(ウェブブラウザ型)
http://jp.techcrunch.com/archives/20080708google-launches-virtual-world-called-lively/

◆Vivatyがブラウザ上での3Dを実現。まずはAIMとFacebookから
http://jp.techcrunch.com/archives/20080708vivaty-brings-the-3d-web-to-your-browser-starting-with-aim-and-facebook/

◆RoketOn ブラウザがバーチャルワールドの世界に
http://jp.techcrunch.com/archives/20080625rocketon-layers-a-virtual-world-onto-the-web/

この他にも世界には50以上のバーチャルワールドがあり、さらに新しいバーチャルワールドが開発されています。今後の競争力を考えた上で、アプリケーション型のバーチャルワールドであるvSideは非常に不利な状況になると推測でき、ウェブブラウザ型バーチャルワールドプラットフォームの再検討をすることに決定いたしました。

◆ウェブプラットフォームの劇的な変化の兆し
Beyondではバーチャルワールドの展開をモバイルまで拡張することが必須であると考えておりますが、このモバイルウェブにも新しい技術が登場し、今後2、3年で技術動向が全く変わる可能性があります。それがiPhoneであり、Androidですが、現在もっとも市場価値があるウェブプラットフォームはPCウェブか、日本の携帯電話のウェブか、iPhoneなどのモバイルウェブか3つのウェブを注意深く検討しなければなりません。残念ながらvSideプラットフォームはモバイルウェブに対応できないため新たにバーチャルワールドの技術検討をすることにいたしました。


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SBI Beyondでは東京0区バーチャルワールドの開発を引き続きウェブのトレンド、技術トレンドを見極めながら最も競争力のある技術を選び、最も市場価値のあるプラットフォーム(PCウェブ、ケータイウェブなど)を慎重に検討する次第であります。バーチャルワールド事業には多大な投資が必要と見込まれるため、今日のように技術トレンドが完全に変わっている節目においては当初予定していたリリース時期を延期してでも再検討すべき選択が事業を推進する上で最も重要な判断と考えております。

本メールマガジンの配信およびウェブサイトの更新は当面休止いたします。

みなさまにおかれましては期待していただいているところ時間がかかり申し訳ない気持ちでいっぱいですが、リリースする際にはベストな状態でなければ意味がありませんのでご理解いただきますようお願い申し上げます。

SBI Beyond チーフ・アーキテクト・オフィサー 渡部薫

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このページは、SBI Robo開発者が2008年8月 9日 09:03に書いたブログ記事です。

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